迫力のヒージャーオーラセーや美味しいシークヮーサージュースが楽しめる「勝山シークヮーサー花香り祭」に行ってきました。
豊かな自然と古い歴史、伝統に恵まれた勝山市。古くから勝山地域に自生していたシークヮーサーを広めようと、本格トレッキングやシークヮーサージュースの飲み比べなどを行うイベント「勝山シークヮーサー花香り祭」が毎年2日間にわたり、開催されています。
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http://www.mayaga.com/new/2019-01-29-161100.html
2019年3月9日(土)・10日(日)に開催された「第15回勝山シークヮーサー花香り祭」に行ってきました。
※記載情報は過去のイベント実施内容となります。今後の実施内容とは異なる場合がございます。
会場に足を運ぶと、名護市の特産品などを使用したグルメが立ち並び、そこら中からいい香りが漂ってきます。名護市はヤギの産地としても知られており、シークヮーサーだけでなく、ヤギ汁やヤギ料理も多く出展されていました。
やんばる育ちのシークヮーサージュースは「青切り」「完熟」の2種類が販売されており、他にもオリジナルのドレッシングなど、シークヮーサーファンにはたまらない品ぞろえ。
青切りと完熟、どちらがおすすめか尋ねたところ、地元らしいシークヮーサージュースは「青切り」なのだそう。完熟はみかんのような甘みがある味で、青切りはシークヮーサーらしい酸味の利いた味わいとのこと。
私は青切りシークヮーサーを購入し、後日家で飲んでみたのですが、とてもキレのある味わいで、炭酸水やお酒によく合う酸味の利いた味わいでした。
また、会場ではヤギ同士の戦いが無料で観戦できる「ヒージャーオーラセー」も開催。こちら、多くの人で賑わう人気イベントなのだそうです。
かなりの迫力に場内は歓声の嵐。様々なヤギが戦う姿に凛々しさを感じました。
ヤギを見学できる場所もあり、子供たちが楽しそうにヤギを観察していました。
また、イベントでは農産物や加工品、趣味の品などが出品される「勝山軽トラ市」も開催。
軽トラ市では「勝山陶芸教室」も開催され、「石敢當作り」「オリジナルフレーム作り」「ランプシェード作り」などの体験ができます。(有料:1500円~3000円)
ステージでは美人フラダンサーによるフラダンスショーも。
この日は雨で中止となっていましたが、実はイベントの大目玉は「新緑登山」。参加費500円でシークヮーサーの花が咲き乱れる安和岳と古巣岳の登山を楽しむことができます。
実は勝山は山に囲まれており、登山には最適なスポット。緑豊かな自然の中、天気が悪い中もうっすらととがった山が見えました。
雨で中止となりましたが、少しだけ登山コースを案内していただくことに。
緑が生い茂る大自然溢れる景観の中、散策。空気がとても澄んでいるので歩いているだけで健やかな気分になります。
山の各所にはシークヮーサーの木が生えており、所々でシークヮーサーの香りを楽しむことができました。
シークヮーサーの収穫時期は青切りと完熟で分かれており、8月~9月に青切りを、12月下旬~2月にかけて完熟を収穫するのだそう。青切りシークヮーサーは酢の物などに用いられ、完熟シークヮーサーは生食用として使用されることが多いそうです。
白いシークヮーサーのお花もとても可愛らしいものでした。
登山は晴れた日には西・東海岸の海を一望できる絶景も楽しめるのだとか。自然溢れる森とシークヮーサーの香り、そして一面に広がる海を眺められるというと、人気イベントな理由が分かる気がします。
この日はあいにくの天候でしたが、来年こそは天気に恵まれ、多くの人が登山を楽しめることを祈りたいと思います。