「なごむん」とは、沖縄の言葉で「名護の人・物」を意味する「なごむん」と、「名護で和む」のふたつの意味を持つ造語。「名護の人々や物にふれ、名護で和んでもらいたい」そんな想いが込められていますここでは、食・特産品・自然・文化など、魅力あふれる「なごむん」をご紹介します。
名護の「食・特産品」
アグー(豚)
名護市は、やわらかく、甘みのある味わいが特徴の琉球在来豚「アグー」復活の地。かつて絶滅の危機に瀕していたアグーを、名護市の北部農林高校が「戻し交配」により復活させました。
ソーキそば
沖縄そばにソーキ(豚の骨付きあばら肉)を載せたソーキそばは、名護が発祥の地。名護市我部祖河で精肉鮮魚店を営んでいたお店が始めたのが最初で、たちまち人気メニューとなりました。
山羊(ヒージャー・ヤギ)
お酒を飲んだあとの〆は山羊。それが名護流です。市内には深夜から早朝まで山羊料理が食べられる店が数多くあります。市内では山羊の消費量が多く、新鮮な山羊が食べられるのも特徴です。
とうふよう
とうふようは、沖縄の島豆腐を紅麹や泡盛などで発酵・熟成させた発酵食品。もとは宮廷料理として知られる沖縄の珍味です。チーズのような滑らかさ、ウニのような濃厚な味わいで名護土産としても人気です。
シークヮーサー(勝山シークヮーサー)
沖縄を代表する柑橘類のシークヮーサー。古くから勝山地域に自生していたシークヮーサーを、ジェラートや生絞りジュースに加工した商品が人気です。9~12月には工場見学も楽しめます。
コーレーグースー
島唐辛子を泡盛に漬け込んだ沖縄の調味料コーレーグース。沖縄そばをはじめ、沖縄料理のおいしさを引き立てます。名護市の3酒造所の泡盛3酒をブレンドしたプレミアムコーレーグースもおすすめ。
オリオンビール
沖縄の定番オリオンビール。名護中心街に隣接する名護工場では、ビールができるまでの工程を見学できるほか、ビールの試飲もできます。街の飲食店では工場直送の新鮮なビールが楽しめます。
泡盛
名護のおいしいものといただくなら、やっぱり名護の泡盛。ヘリオス酒造、津嘉山酒造所、龍泉酒造などの酒造所では酒造見学も実施しています。各銘柄を飲み比べてみるのもおすすめです。
パイナップル
沖縄県内でも名護市はパイナップル栽培が盛ん。平均糖度19度という甘さが特徴のブランドパイン「サンドルチェ」や日本唯一のパイナップルワインをはじめ、オリジナルスイーツ、化粧品まで人気商品が揃います。
ハイケイ
ハイケイとは卵を産み終えた雌鶏を指す「廃鶏」のこと。歯ごたえと旨味が特徴で、名護のソウルフードとして知られています。市内の居酒屋では、炭火焼などで楽しむことができます。
マンゴー
沖縄県が出荷量日本一のマンゴー。名護市では、アップルマンゴーなどの人気品種から希少品種まで栽培しています。7月から9月までの収穫時期には、農園で試食販売なども行っています。
名護の「自然・文化」
豊年祭
五穀豊穣や村落の反映、人々の幸福を願い、神々に踊りを捧げる名護の豊年祭。棒術や道ジュネ―(練り行列)など、100年以上にわたり各地域に受け継がれる伝統芸能が披露される、名護の秋の風物詩です。
ひんぷんがじゅまる
名護のシンボルといえば、樹齢300年、国指定天然記念物のガジュマルの巨木。横にある石碑が沖縄の伝統的な民家にある目隠し塀「ひんぷん」に見えることから、ひんぷんがじゅまると呼ばれています。
轟の滝
高さ約70メートル、幅約100メートルの巨大な一枚岩を背景とした滝で、落差は約28メートル。夜間にはライトアップされた滝が七色に浮かび上がります。沖縄県指定文化財、沖縄県指定記念物(名勝)。
名護城跡
14世紀初期のグスクで、現在は名護城公園として整備。日本一早く開花するカンヒザクラの名所で、さくらの名所100選に選ばれています。開花時期には「名護さくら祭り」が開催されます。